トランスコーダとは


このサイトで取り扱うトランスコーダとは色空間を変換する機器のことを指す。
具体的にはRGB信号からコンポーネント(色差)信号への変換、
あるいはその逆の変換機能を有する機器を指す。

主に多種多様な機器に利用されているD端子とVGA端子との橋渡しとして使われる。
基本的にRGB信号とコンポーネント信号は数学的に等価である*1ため、
単純に色信号の加減算により色空間の変換を実現している。
そのために極力、画質を維持したまま映像機器の相互運用が可能となる。
ただしアナログ機器の宿命*2として多少の画質劣化は起こりうるし、
また製品による画質の差異も当然ながら発生する。*3

また、その用途からスキャンコンバータとは混同されやすいが、スキャンコンバータは
映像周波数の変換(SXGAからVGAへの変換など)が主目的となるため、機能及び、
用途そのものが全くの別物である。
ただしマイコンソフトのXRGB-3に見られるように、最近の製品では
付加価値を高める傾向が増えてきたため、その境界は曖昧になりつつあるが…。

なお機能的にカラースペースコンバータという方が実情に沿っているが、
長ったらしいのか分かりにくいのか、どうやら慣例化した様子である。


*1 「基本的」と注釈したのは色差信号は人間の眼の特性を利用して圧縮されているケースが多いため
*2 現在主流のトランスコーダにフルデジタル伝送の製品は存在しない。
*3 その「差異」についての情報収集を目的としたのがこのサイトである